Eigopopのミミ先生です。
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今回は、『バイリンガルと英語脳』の関係性について考察してみたいと思います。
バイリンガルと英語脳
バイリンガルとは?
バイリンガルとは一般的に 『二言語を自由に使いこなすこと。また、その人。』のことを指しますが、
『2言語を話すバイリンガル』には、 大きく分け2つの種類のバイリンガルが存在します。
2ヶ国語を母国語レベルに同等に喋ることができる『バランス・バイリンガル』
2ヶ国語の能力に差がある『ドミナント・バイリンガル』
に分けることができます。
バイリンガルは英語脳?
まず『英語脳』とはなんなのでしょうか? 英語脳とは『英語を日本語変換せず、英語のまま理解すること』です。簡単に言えば、英語が聞こえてきたときに、文字ではなくイメージを浮かべたり、物事の印象を受ける状態にあると言えます。
『バランス・バイリンガル』も『ドミナント・バイリンガル』のどちらも『英語脳』を使ってコミュニケーションしていると言えるでしょう。
しかし、どちらのバイリンガルにも『第二言語取得方法=どのように英語を話せるようになったか』により、大きく異なる3つのタイプに分けることができます。 そして、そのタイプにより、『英語脳』のあり方が少し違うようです。
バイリンガル3つのタイプ
タイプ1『複合型バイリンガル』
『複合型バイリンガル』は、ものごころつく前から2つの言語に触れる環境で育ち、2つの言語を1つの概念体系のもとに同時に発達させるタイプ。早期バイリンガルとも言われるタイプです。二つの言語で育った私の夫はこちらにこちらのタイプに属しています。こちらのタイプはイメージや印象、様々な感情に2つの言語が一致していると言えるでしょう。 『常に英語脳と日本語脳が同等に混合しているタイプ』と考えられるでしょう。
タイプ2『等位型バイリンガル』
ものごころついた後に留学・海外移住などで2つの言語に触れる環境に生活を変え、2つの概念体系を使い分けるタイプです。後期バイリンガルと言えるでしょう。こちらのタイプに私は属しています。こちらのタイプは、英語で考えている時と、日本語で考えているときの感情や、考え方に違いを感じることがあります。 『時により英語脳と日本語脳に切り替えが可能なタイプ』と考えられるでしょう。
タイプ3『従属型バイリンガル』
『従属型バイリンガル』は、第二言語を第一言語を通じて学んでいるタイプ。就職後にバイリンガルになった私の父はこちらのタイプに属しています。こちらのタイプは第二言語で考えているときは、第一言語で考えている時より感情的にならずに冷静かつ理論的に考えられるようです。 『英語脳を使う時に日本語脳のフィルターがかかったタイプ』と考えられるでしょう。
まとめ
どのタイプのバイリンガルを目指せばいい?
幼児の発展途上の脳には言語獲得にあたり、両半球を使えるほどの柔軟性があるのに対し、成人後は言語機能は片方の左半球が優位であるため、社会や情緒の文脈までを全体的に把握するのは難しくなると言われています。これらの特性を生かし幼児は発展途上の脳をフルに使い、タイプ1複合型バイリンガルな英語脳を効果的に目指すことが可能でしょう。それ以外は、成人前ならタイプ2の等位型バイリンガル、成人後ならタイプ3の従属型バイリンガルを目指すのが良いと考えられます。
次の記事では、タイプ2の等位型バイリンガルの『英語脳』を作るためのルールをお届けします。
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