Eigopopのミミ先生です。
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今回は、バイリンガリズムの捉え方について詳しくお話しして行きたいと思います。
バイリンガリズムとは?
バイリンガリズムとは『複数の言語を話し理解する能力』のことを指し、高い評価を受けるスキルです。しかし、バイリンガリズムに対する認識は人それぞれ異なります。日本ではバイリンガリズムを羨ましいと見なす人もいれば、なんだか鬱陶しいと感じる人もいるかもしれません。しかし、バイリンガリズムは、世界中で一般的には肯定的な特性であると見なされています。バイリンガリズムは『言語や文化を頭の中で自由自在に切り替える』といった優れた認知力を要するスキルだからです。
バイリンガリズムを育む3つの要因とは?
それでは、バイリンガリズムに対する個人の考え方はどのように始まるのでしょうか?子どもたちは『家族』や『地域社会』『教育経験』などの要因の組み合わせによって言語やバイリンガリズムに関する考えを形成します。
家族関係
まず、子どもたちの言語に関する考えを形成する上で、最も重要な要因は『家族』です。子どもは両親やお世話をしてくれる大人たちから最初の言語を学ぶと同時に、その大人たちの価値観や信念に基づきそれぞれの言語の意味を学んでいきます。例えば、家族が母国語がまず大事だから、英語なんて二の次!などと口にしている場合、子どもは母国語が最も重要な言語であり多言語によるコミュニケーションに違和感を覚えるでしょう。一方、家族が家庭内で複数の言語を話す場合、子どもはバイリンガリズムやマルチリンガリズムに対し肯定的な考えを持ち多言語によるコミュニケーションに違和感を持たないでしょう。
地域社会
次に重要な要因は『地域社会』です。子どもたちのバイリンガリズムや言語自体に対する考え方は、彼らが住んでいる地域により異なった影響を与えるからです。例えば、複数の言語が話されている地域で育つ子どもは、バイリンガリズムやマルチリンガリズムに対して肯定的な考えを持つ一方、1つの言語だけで話す地域で育つ子どもは、バイリンガリズムに対して否定的な考えを持ってしまったり、多言語によるコミュニケーションに違和感を持つでしょう。
教育経験
また『教育経験』も、子どもたちの言語に関する考えの形成に重要な役割を果たします。 言語やバイリンガリズムに対する子どもの考え方は、子どもが受けた教育に影響されるからです。例えば、多言語を尊重し複数の言語を学べる学校に通っている子どもは、バイリンガリズムに対して肯定的な考え方を持ち、また、異文化に対しても自然な興味を持つでしょう。一方、多言語を全く評価せず一つの言語しか学べない学校に通っている子どもは、バイリンガリズムに対して否定的な考え方を持つことがあり、異文化に対して抵抗を感じるかもしれません。
まとめ
バイリンガリズムの特質としては、柔軟性に富んだ認知力の増加、記憶力や注意力の強化、高齢における認知症のリスクの減少などが挙げられます。そして、バイリンガルの生徒は学校のテストでも高得点を取りやすく、より問題解決能力が高い傾向があると言われています。また、将来的にもより広い視野を持ちコミュニケーションを図ることができるため、新しい仕事の機会が開くことができ、経済的な利益をもたらすことも可能と言えるでしょう。
以上から分かる通り、人は非常に幼い頃から接してきた言語や文化から、バイリンガリズムに肯定的か否定的かといった、言語意識への信念や態度を形成すると言えます。そして、子どもたちが正しい言語意識を持つか否により、彼らの認知的、社会的、感情的発達に、大きな影響を与えうると、大人の私たちが認識することが重要です。子どもたちに異文化への接触や他言語との関わりを提供することは不可欠だと言えるでしょう。
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